5歳娘のアトピーを改善させる脱ステロイド体験記 〜食事から身体は変化する〜

5歳子供のアトピー性皮膚炎を食事改善で治し、脱ステするまでの日々を綴ります。食事の内容、調理法、ご飯の量や素材、他にも気を付けたことなど、ツルツル素肌になるまでに取り組んだことを中心に綴っています。

失敗をもとに、食事改善からスタート

前回のブログでは、1回目の子供の脱ステが失敗に終わった経緯を書きました。
 
 
 
 
今回はそこから、どうやって娘の脱ステが成功したのかについて書きたいと思います。
 
 
 
 
 
 
 
脱ステを失敗してから、
アトピー性皮膚炎と思われる湿疹が出る範囲が広がり
酷くなったように感じました。
 
今まで出ていたのは
お腹、背中、脇腹、太ももの付け根などでしたが
 
アトピー性皮膚炎といえばという
関節の裏などにどんどん出てくるようになりました。
 
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アトピー性皮膚炎の典型的な湿疹が出るところである関節に出る事はほとんどなかった娘ですが
 
脱ステをきっかけに、腕の関節にも湿疹が出てくるようになったのです。
 
 
そして、ステロイドをぬっても次の日に湿疹が消えるということがなくなり
脱ステをしてむしろアトピー性皮膚炎が悪化した気がして、ものすごく反省した私。
 
 
でもそれ以上に気軽に今までステロイドを使っていた事が怖くなり
もぅ完全に手放せなくなっている自分に驚きました。
 
 
 
子供のアトピーは、ステロイドに頼りすぎてはいけない。
子供にステロイドをダラダラと続けてはいけない。
 
と昔小児科の先生に言われたはずなのに
 
気付けば5年間ダラダラと使い
痒いと言われれば、簡単にぬるようになっていた私は
完全にステロイドに頼りきっている生活になっていたのです。
 
 
そして、この経験が娘と一緒にアトピー性皮膚炎と戦う決意が大きくなりました。
 
 
 
その頃、アトピー性皮膚炎の子供をもつママさんたちでつくられた
アトピーなんか飛んで行け!の会というものを
あるブログから知ることになります。
 
 
という本の存在を知り、すぐに購入。
この本から子供の食べ物の重要性を知る事になります。
 
 
 
 
 
 
 
それと同時期に、私の父親が軽い脳溢血で手足に麻痺が起き
健康というものの重要性を真剣に考えるきっかけがあった事も大きかったです。
 
 
 
粗食という昔ながらの和食を中心にした食事を推奨されている
という本を偶然知り、参考にして食事改善の参考にしました。
 
 
幕内先生の本は、現代の食事のあり方
粗食の素晴らしさなど、
アトピー性皮膚炎の人のための本ではないですが
アトピー性皮膚炎を食事から改善したいと思っている方には、ぴったりの本です。
 
 
栄養がたっぷりの食事が必ずしも健康に繋がらないなど
今までの常識、テレビでの情報、インターネットでの情報が
何かの利害関係から生まれている話なのではないか
と思えるほどです。
 
 
 
そして、2017年9月より食事の内容を変えて
脱ステの準備を始めました。
 
 
脱ステとはただ、ステロイドをぬる間隔をあけるだけ、
ステロイドの量を減らして行くという単純なことではなく
 
 
根本的にアトピー性皮膚炎を改善させながら
それに伴ってステロイドをぬらなくても良い状態にする。ということだと気付いたのです。
 
 
そして、この脱ステは短期間の戦いではなく、長期戦である事。
 
 
これを脱ステを始める前にしっかり頭に置いておく事が
子供と一緒に脱ステをしようと思っている親御さんには重要な事だと思います。
 
 
 
最初にしっかり長期間を目安に考えていれば
どんなに湿疹が酷くなり始めても
あたふたせず見守れるからです。
 
 
 
脱ステの効果を感じるのは、今までのステロイドの使用期間もよりますが
赤ちゃんや子供でも最低半年は脱ステにかかると言われています。
 
 
でも長年ステロイドを使ってきた大人と子供ははやはり全然違うと思います。
 
大人になってから脱ステを始めるのと
幼児の今子供の時に脱ステを始めるのでは
辛さも効果を感じるまでの期間も全然違うんだ!と心を鬼にしてやる事が大切でした。
 
 
今の幸せより未来の幸せのために、今は頑張ろう!
そう思って脱ステに取り組みました。
 
 
 
脱ステを始める前の準備段階として、
子供のご飯の食べる量やおやつの量に気をつける事からスタート。
 
 
 
うちの娘はとにかく食べることが人生の楽しみ!というタイプで。。。
 
 
与えたら与えただけ食べるような子なので
お代わりなどは辞め
最初に出てきた量でおしまいという事にルールを決めました。
 
 
それから、お菓子も幼稚園で食べて来るのに
帰ってきてからも食べたいという言葉に甘くなり
ついつい毎日家でもお菓子を食べる毎日でした。
 
 
そのお菓子もきっぱりやめて、お菓子の種類、量にも気をつけるようになりました。
 
 
それまでは、チョコやクッキーなど子供がおやつコーナーで選んだものをあげるというスタイルでしたが
スーパーでお菓子を買うという習慣自体やめました。
 
 
 
最近では平日の幼稚園の日は
幼稚園でおやつを食べるため、家では一切おやつをあげず
 
休日もほんの少しの量で、できるだけ体に良いものを選ぶようになりました。
 
 
 
そして、私のパートが休みの日に作り置きで野菜の常備菜を作りまくりました。
 
こちらは食事の改善を始めて最初の頃に作っていた常備菜です。
 
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野菜を中心に考えていましたが
今より効率も悪く必至に作っていた頃です。笑

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こうして常備菜を作っておくことで
平日はすぐに夕食にできるようにして
おやつをあげなくてもすむようになりました。
 
 
 
アトピー性皮膚炎改善の食事については
別の記事で詳しく紹介していきたいと思います。
 
 
 
 
そしてパンが大好きだった娘ですが、
家ではパンを食べない事にして
毎朝ご飯とお味噌汁が定番に。
 
 
そうなんです!朝ごはんはご飯一択にしました!!
 
 
パンは買わない、牛乳も飲まない、ヨーグルトも食べない、など今までと180度食生活を変えました。
 
 
 
 
何を食べれば良いか分からないという方も多いと思いますが
基本的に日本人が昔から食べていたものを食べる生活にすれば良いだけだったので簡単です!
 
 
例えば、昔から日本人が食べていたのはお野菜やご飯、発酵食品などです。
 
逆に食べていなかったものは、洋食や中華料理、パンやヨーグルトなどなど。
海外から入ってきたものです。
 
 
それを基本に考えて献立を考え料理作りをするように。
 
 
ただ、除去食のように絶対に食べさせない!というニュアンスのものではなく
外食もたまにしていたし、幼稚園の給食やおやつは普通に食べていました。
 
 
 
 
それを続けること4ヶ月ほど。
肌が服で隠れる冬場の2018年1月に本格的に脱ステを始めました。
 
 
すると今回は食事を変えていたためか
最初に失敗した時の脱ステの時とは違い
驚くほどアトピー性皮膚炎が悪化する事はなく…
 
夜は痒くて掻きむしるものの、
寝不足になる程寝られないということはなったのでステロイドをぬらない生活を続けられるようになりました。
 
 
ただ、親の私はどんどん悪化するアトピーをただただ見つめるしかありませんでした。
 
ボリボリと、肌をかくことを辞めさせたり
注意することもなく、掻きたいときはかけばよいというスタンスでいたので
本当に何もしない状態で。
 
 
脱ステを始めて最初の頃は
前回同様お腹や背中にプツプツの湿疹が出る程度でした。
 
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娘はお腹にアトピー性皮膚炎の症状が出やすいタイプです。
 
赤いプツプツした湿疹が出てきているのがわかりますか?
 
プツプツだった湿疹が少しずつ大きくなりその湿疹がつながり、
ジュクジュクした時は、この先どうなるかと思いました。
 
 
こちらは内腿の湿疹の症状です。
娘の場合この内腿が1番症状が酷かったです。
 
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最初はプツプツがワーーーっと全身に広がり
その後そのプツプツが大きくなり、繋がって
ジュジュクただれてきたという感じで変わっていきました。
 
 
 
今までステロイドを塗っていたこともありますがこんなに酷くなったのは初めてで
もぅ見守るしかないと思いました。
そしてそのただれた部分がどんどん広がっていきました。

 
 
ただ唯一の救いは、湿疹が酷いところは洋服に隠れるところで
普通に生活する上では見られることはなく
娘も誰かに何かを言われることもなかったようです。
 
娘の場合は、顔や首にアトピー性皮膚炎が出ることがなかったため
冬場で洋服に隠れていて、幼稚園でも気付かれませんでした。
 
 
 
ただ、スイミングスクールでは、知り合いのママさんから
 
『どうしたの?!』と聞かれたり
スイミングのコーチに
『ちゃんと薬を塗ってるの?しっかりぬらないとダメだよ!』と言われたようで。。。。
 
 
娘も私も他人の目が気になって、なかなか辛い時期もありました。
 
 
 
そこから3ヶ月は良くなっては悪化しての繰り返し。
終わりが見えず怖かった時期でした。
 
 


 
 
そして脱ステを始めて3ヶ月ほどで
少しずつアトピーが出る量が減っていきました。
ただその頃から、今まで出ていなかった場所に出始めたりして
まだまだ終わりは見えませんでした。
 
 
ただ、定期的に肌の様子を写真に撮って記録していたのですが
それを見るとやはり少しずつ良くなっていることが分かり
 
こんなに酷かった内腿のところは
ただれがなくなり少しずつ良くなってきました。

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それが脱ステは成功するという自信につながりました。
 
 
 
 
次に続きます。
 
 
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